大阪府池田市の取り組み「空き家の除却補助」の流れについて紹介
少子高齢化や一部地域の過疎化など、日本全国で空き家の増加が問題になっています。
2013年のデータでは空き家率はなんと13.5%、自然災害も多い昨今では、空き家問題は各自治体にとって深刻な悩みの種となっています。
そのため、全国の自治体では空き家の解体費用の一部助成を行なっていて、大阪府池田市でも空き家対策の一環として補助金を出しています。
今回は、大阪府池田市の空き家の除却補助の流れや手続き方法について紹介します。
池田市の空き家の除却補助ってどんな取り組み?
空き家は台風や地震での倒壊や、住宅密集地では火事の原因にもなるので被害軽減のために対策が必要です。
大阪府池田市では、自然災害による被害軽減や住環境の改善を目的に、倒壊する恐れのある老朽木造住宅に対して、除却補助を行なっています。
補助金額は40万円の定額補助で、除却費用が40万未満の場合は、その千円未満を切り捨てた額です。
また、池田市では空き家バンク制度という取り組みも行なっており、池田市内への移住・定住者と空き家の所有者をマッチングして空き家対策に努めています。
市役所の窓口では弁護士、建築士、不動産コンサルなどの専門家との連携による相談体制も整っていて、空き家所有者の相談を受け付けています。
相談、物件調査の後に空き家バンクへ登録された情報は広く発信されています。
池田市の空き家の除却補助の対象は?手続きの流れを紹介
空き家の除却補助の対象者は、「個人の所有者であること」「市民税を滞納していないこと」「年間所得が1,200万円以下であること」以上の条件をすべて満たす必要があります。
建築物に関しては、「一戸建てまたは長屋で2階建以下の木造住宅」「1981年5月31日以前に建てられたもの」「過去10年以内に改修等の補助を受けていないもの」「耐震性が不足しているもの」という4つの条件があります。
手続きの流れとしては、まず市の相談窓口で事前協議を行い、住宅の老朽程度や不良度の判定を受けます。
住宅の不良度とは、壁や外壁、屋根の破損や腐朽によって点数をつけ、100点以上の場合は補助申請が受けられます。
そして、補助金交付申請をし、工事着手、補助金の請求という流れになります。
補助金交付決定通知までは、除却工事を行わないように注意が必要です。
まとめ
今回は、大阪府池田市の空き家の除却補助の流れや手続き方法について紹介しました。
池田市では、空き家対策の一環として、対象の空き家を解体する場合に定額の補助を行なっています。
空き家について疑問や相談があれば、市役所の相談窓口へ行ってみましょう。
大阪市で空き家対策や活用をご検討でしたら、私たち株式会社アドバンスまでお問い合わせ下さい。