家庭でできるダニの防止方法!人体への影響と場所別でオススメの対策方法~後編~
第5章:ダニのアレルゲンにも注意
ダニアレルゲンはほっとくと危険です
ダニが発生すると、体がかゆい、咳が良く出るなどの健康被害を訴える人がいます。
ダニに対してアレルギー反応を起こしてしまうと、日常生活を快適に送ることができなくなることもあります。
では、ダニが原因で発生するアレルギーにはどのような種類があるのでしょうか?
・アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎にかかると、鼻水が良く出たり、くしゃみが止まらなかったりするなどの症状が出ます。
そのままにしておくと、家事や仕事に対する集中力が落ちかねません。
アレルギー性鼻炎はハウスダストやスギ花粉などが原因で起こることがありますが、ダニによって引き起こされることもあります。
特定の検査を受けることで鼻炎の症状がアレルギー性か否かが判断されるので、気になる症状が出た時は病院へ足を運んでみましょう。
呼吸した時に「ひゅーひゅー」という音が聞こえたり、息苦しくなったりする場合は喘息の症状が疑われます。
症状が酷くなると歩くことさえ困難になり、日常生活を快適に送ることが難しくなります。
ダニによって喘息が発生しやすいこともあるので、適度な掃除とこまめに部屋の喚起をすることが欠かせません。
・アトピー性皮膚炎
長い間、かゆみが発生し、皮膚がカサカサしたり、腫れあがってジクジクとした汁が出たりする症状です。
皮膚炎の一種ですが、体がアレルゲンにさらに反応することでより酷くなるケースもあります。
適切な治療薬などを続けることで症状を改善させることができますが、ダニがたくさん発生しているベッドをそのままにしたり、カーペットの掃除を怠ったりなど、部屋を不衛生にしていると発症しやすくなります。
・アレルギー結膜炎
アレルギー結膜炎にかかると、目がかゆい、良く充血する、ごろごろするなどといった症状が現れます。
症状はダニによって引きこされることもありますが、花粉によって引き起こされるケースもあります。
このアレルギーにかかったら、眼科を受診して治療するようにしましょう。
第6章:ダニ退治のおすすめの掃除機の条件
吸引力や掃除機のヘッドにも注目しましょう
ダニアレルギーを防ぐためには洗濯はもちろん、掃除機を使ってマットレスなどに散乱しているダニの死骸やフンを除去することも忘れてはいけません。
その時の強い味方になってくれるのが掃除機です。
では、どのような掃除機を選ぶと効率良くダニを除去できるのでしょうか?ポイントをいくつかまとめてみました。
・吸引力が期待できる掃除機を選ぼう
掃除機でしっかりダニを除去するためには、吸引仕事率が100w以上のタイプを選びましょう。
吸引仕事率とは掃除機の吸引力を表しますが、この数値よりW数が低いと思ったようにダニの死骸などが除去できません。
・布団用ヘッドの準備もしましょう
掃除機の先端部分に付属する時のヘッドは、布団用タイプを使ってください。布団を吸い込まず、布地(繊維)を傷めないタイプ、棒状になったスティックタイプなど、商品によって特長が異なります。
予算と相談しながらホームセンターなどで選んでみましょう。
・重さや扱いやすさにも注目して
掃除機は重すぎたり、かさばったりすると掃除や保管が大変になります。
片手でも扱えるハンディタイプなら手軽に扱える上、収納スペースを取りません。
小型でも吸引力が期待できるものもあります。たくさんの掃除機を見比べて自分に合ったものを見つけましょう。
掃除機と合わせて布団乾燥機を使うことで、寝室をより清潔に保てます。気になる方はチェックしてみましょう。
掃除機と合わせて布団乾燥機を使うことで、寝室をより清潔に保てます。気になる方はチェックしてみましょう。
第7章:普段からできる!ダニが発生しない環境作り
ダニ対策用の便利グッズを探してみましょう
ダニによる被害を防ぎたいならば、掃除、洗濯、定期的な空気の入れ替え、除湿は欠かせません。
ダニ防止シートや特殊な加工がされた布団などを選ぶことも大切です。
今は防ダニ用の便利グッズがたくさん販売されているので、気になる方はホームセンターなどで探してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?家庭に住みつくダニを退治するだけでなく、今後も増えないように対策していくことで、家を安全、快適な状態に保ちましょう。