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ナチュラルに虫対策を“虫除けハーブ” ~後編~

【おすすめハーブ5】虫除けの最強ハーブとも言われる『蚊連草(カレンソウ)』



蚊連草はローズゼラニウムとレモングラスの交配種。


蚊が嫌いなシトロネラールを含むローズゼラニウムとよく似た見た目をしています。


虫除けハーブ同士をかけあわせて作られた品種なのでまさに最強ハーブ!


育て方のポイント


蚊連草は花がらをこまめに摘み取って虫除け効果アップ




蚊連草は日当たりがよく、水はけのいい環境が◎暑さにも強いので、夏の日差しが当たる場所でも元気に育ちます。


しかし寒さには弱いため冬は室内に入れてあげましょう。


花がらや枯れた葉はこまめに摘み取っておくと、新芽が育って虫除け成分も出てきます。


【おすすめハーブ6】メントール成分でゴキブリや蜂の虫除けに『ハッカ(ミント)』



ハッカ(ミント)はスーッとする香りが特徴のハーブ。


この清涼感ある香りはメントールという成分で、ゴキブリや蜂、アリなどの虫除けに効果があるといわれています。


ハッカはたくさんの品種がありますが、特にメントールの含有量が多いのはニホンハッカという種類です。


育て方のポイント


繁殖力の強いミントはプランター1つにつき1種類が◎



ミントはとても繁殖力の強いハーブ。


どんどん増えるので、地植えの場合は他の植物との兼ね合いもよく考えましょう。


増えすぎると困るなら鉢植えがおすすめ。


プランター1つにつき1種のミントを植えると植え替えもラクにできます。


【おすすめハーブ7】料理にも虫除けにも役立つハーブの『バジル』



イタリアンでも大活躍するバジル。


料理にはもちろん、蚊よけのハーブとしても役立つんです。


バジルに含まれるシネオールは蚊が嫌なにおい。鉢ごと置いておくだけで虫除けになります。


育て方のポイント


バジルは日当たりのいいキッチンに置くだけで便利!



バジルは日当たりのいいところで管理を。


日が差し込むキッチンの窓辺に置けば、料理と虫除けに役立ちます。


背丈が20cmくらいになったら一番上の部分を摘心して、わき芽を成長させましょう。


摘心を繰り返せばたくさんの葉っぱがつきますよ。


虫除けハーブ『植え方のコツ』


ハーブは苗から育てるのがおすすめ◎



ハーブ栽培を始めるなら、苗から育てる方が簡単でおすすめ。


種から育てるよりも失敗が少なく、生長させる時間を短縮できます。


苗を選ぶ時は茎がひょろっとしていないか、土に苔が生えていないかなどをチェック。


葉色のいいしっかりした株を選んでくださいね。



玄関にもおすすめです◎素敵な『寄せ植え』の作り方



せっかく虫除けハーブを植えるなら、おしゃれな寄せ植えにして玄関に飾りたいですよね。


ハーブを寄せ植えする時は、それぞれの品種の性質をチェックしましょう。


水やり頻度や日当たり具合などが似たようなもの同士で寄せ植えにするとうまくいきやすいです。


寄せ植えのハーブを選ぶ時はバランスも大切



寄せ植えする時はバランスも考えましょう。


高く真っ直ぐ伸びるもの、地を這うように伸びるもの、葉っぱの形や色などの組み合わせをイメージしておきます。


ラベンダーなどの背の高いハーブを背景にして、段々と低くなるように植えるとバランスがいいですね。


ハーブを使って上手に虫除けしましょ♪



虫除けハーブのおすすめ品種や育て方のコツ、植え付け方法などをご紹介しました。

虫除けハーブは、虫にとって嫌な香りでも人間にはいい香りのものがたくさん。

寄せ植えにすれば華やかなガーデニングになりますね。

毎年害虫に悩んでいる人は、この機会にぜひ虫が嫌がる成分を持つハーブを植えてみてはいかがでしょうか。