「お部屋すっきりリセット」10のルール もう汚部屋にリバウンドしない!
片付かない原因はさまざまありますが、中でも最たるものが、「後でやろう」とすることです。
この「後で」を「今すぐ」に変えるだけで、いつまでも片付かない汚部屋が、すっきり片付いた部屋へと変わります。
やる気や意志の力に頼ると挫折しがちですが、ルールや仕組みに従って淡々とこなす。
それが「お部屋すっきりリセット」成功の秘訣です。
「お部屋すっきりリセット」基本のルール
面倒くさい。後でいいや。そんなものぐさな気持ちが、お部屋を荒らします。
まずは、どんな心理が片付けの邪魔をしているのかを知ること。
そして、合理的に考え、ルールに従って行動していくことです。
「まとめて」よりも「そのつど」行動する
後でまとめて片づける。効率がいいように見えますが、極端に負荷がかかるためストレスになります。
片付けだけでなく、仕事や家事、勉強にしても同じこと。
「まとめて」よりも「そのつど」行動することが、心理的なハードルも小さくて済むのです。
効果を実感しやすい場所をきれいにする
片付けの効果が感じられなければ、やる気もそがれますし、習慣化しにくいもの。
片づけ後の清々しい気持ち、使い勝手の改善など、効果が実感しやすい場所から取り掛かります。
リビングのように長くすごす場所、ソファに座ったときに目につくポイント。
比較的物が少ない収納や、デスクのような小さなスペースから始めてみるとよいでしょう。
「また使うかも」にかかるコストを考える
また使うかもと処分を見送ると、物がどんどん蓄積されていきます。
その間、保管している場所にも家賃や住宅ローンというコストが確実に発生しているのです。
今使っていないもの、買い直せるものなら潔く捨て、無駄なコストをなくしていきます。
一度に終わらせようとしない
片付けに挫折しないためには、一度に終わらせようとしないこと。
毎日コツコツと継続することが大切です。
今日は1時間だけ、引き出しひとつ分だけ、ゴミ袋がいっぱいになったら一区切りする……というように、リミットを設けること。
あともうちょっと、というところで終わらせるのが、継続するコツです。
何を残して何を捨てる?取捨選択のルール
「お部屋すっきりリセット」で提案する取捨選択のルールは、大まかな目安です。
「サンクコスト」に惑わされない
サンクコストとは、どうやっても取り返せないコストのこと。
買った値段や投資したお金にとらわれると、判断に迷ったり決断がにぶったりして、捨てられなくなるのです。
購入時は高かったものでも、時間の経過とともにその価値は下がっていきます。
もう二度と使えない、役に立たないものを持ち続けても、コストを回収することはできないのです。
「活躍しているもの」に投資する
わたしたちが所有している物は、大半が活躍せず眠っている状態です。
稼働率が高いものは、ごく少数でしょう。
ふだんから活躍しているものは、そのぶん傷みも早いものです。
そういったものに投資するのです。新しく買い替えたり、必要な数をそろえたり。
不要なものを処分して、収納場所をぜいたくに使うのも、活躍しているものへの投資です。
場所別「取捨選択のルール」
ここでは、取捨選択のルールの目安をご紹介します。
物があふれかえらないように、ご自身に合った基準のご参考になさってくださいね。
【サニタリー】最低限の物を1種類ずつ
【キッチン】代用が利くもの、使用頻度が高いもの
【寝室】睡眠を妨げるものを置かない
【リビング】掃除の邪魔になるものは置かない
リバウンド防止のルール
部屋を片付けてもすぐにリバウンドしてしまうのは、片づけのルールが習慣化されていないからです。
一時の感情で物を捨てすぎても、リバウンドしやすいというのもあります。
焦らず、慌てず、自分のペースで。
リバウンド防止のルールに沿って生活していけば、おのずと整ってくるはずです。
「IN」を抑える
新しく買ったり、人からもらったり、物を家に入れる前に。
使用頻度はどうか? 代用できるものはないか? 占有スペースはどのくらいか? などを検討します。
好みではないものは受け取らない。
ダイレクトメールの類は玄関で処分する。
生活のあらゆるシーンで「IN」を抑えるのです。
「OUT」を管理する
収納はひと目で見てわかるように。
「後でやる」よりも「リアルタイム」で
物が多いとものぐさになります。
「後でやる」と言いながら、結局やらずに終わるのです。
そうやって部屋はリバウンドしていきます。
物が少なければ、邪魔するものもありません。
「リアルタイム」で身軽に行動できるのです。これを継続していきます。
10のルールですっきりリセットしよう
「お部屋すっきりリセット」10のルールをご紹介しました。
やる気や意志の力に頼ると挫折してしまいます。
ルールや仕組みに従い、自分のペースで淡々とこなすことが、「お部屋すっきりリセット」成功の秘訣です。
あなたも無理なくできそうなところから、始めてみてくださいね。