1weekで始められる下準備の仕方。丁寧な暮らしの基本の“キ”。~前編~
理想を求めるならまずは下準備が大切
丁寧な暮らしを送りたいというのは、実は誰もが心のどこかで思っていることなのかもしれません。
ゆったりと流れる時間、お気に入りに囲まれた整った部屋で、1日のルーティーンをテキパキこなす。
洗練されたアイテムだけを大事に、こだわりを大切に。そんな丁寧な生活ができたらどんなに素敵なのでしょうか。
洗練されたアイテムだけを大事に、こだわりを大切に。そんな丁寧な生活ができたらどんなに素敵なのでしょうか。
丁寧な暮らしをするにあたっての大前提として、「きちんと物が整理収納されている状態を作ること」が何より大切です。
まず、物がスッキリして、見た目もキレイになればストレスが無くなりますよね。
まず、物がスッキリして、見た目もキレイになればストレスが無くなりますよね。
それだけで気持ちも明るく、何事にも意欲が湧いてくるものです。
片付けには心もスッキリさせる効果があるのかもしれませんね。
とはいえ、「片付けたいとは思っているのに、どこから手をつけたらいいのかわからない」というお悩みを持つ方にこそおすすめしたい“1weekで始める暮らしの下準備”。
下準備に時間をかけてしまってはもったいないので、今回は1週間という日数をあらかじめ決めておき、さらに1日ごとに分けて効率よく片付けをしながら、丁寧な暮らしに近づく方法をご紹介したいと思います。
期間を設けることでモチベーションを保ちやすくなるので、是非参考にしてみていただけたら幸いです。
《1日目》家全体の“要らない”を捨てていく
まずは整理するところから
自分が思った以上に、家の中には“要らないモノ”が溢れています。
いつか着るかもしれないと残してある洋服、いつか使うかもしれないと眠っているツール、もはや最後にいつ使ったのかもわからないアイテムまで、詰め込んではいませんか?
最初のステップは、それらが家の中に眠っているという自覚を持つことなんです。
すると、まず「整理する」という作業に積極的に取り組むことができます。
初日は、目の前にあるあきらかなゴミを処分していきましょう。
宅配サービスの普及で、段ボールなども増加傾向にあると思いますので、そういったものから始めていきましょう。
漠然と始めるとやる気を損ねる場合もあるので、おすすめとしては部屋の角からスタートし、不要であると判断したものをゴミ袋にどんどん捨ててみてください。
物を手放す5つのコツ
「物を捨てる時に、どんな基準で捨てたらいいのかわからない」という方の特徴として、“手放す基準を理解していない”ということが挙げられます。
では、どうしたら手放し上手になるのかということですが、コツさえ掴んでしまえば誰でも上手に取捨選択ができるようになります。
簡単に5つのコツをご紹介していきますね。
簡単に5つのコツをご紹介していきますね。
①日常のゴミはその日のうちに
生活する上で日常的に出るゴミは、テーブルの上やソファーの横に置きっぱなしにせずに、その場ですぐにゴミ箱へ捨てるクセをつけるようにしましょう。
郵便物なども、あとで仕分けするのではなく、手に取った時に要らないものはゴミ箱へ。
郵便物なども、あとで仕分けするのではなく、手に取った時に要らないものはゴミ箱へ。
後で確認するものは、まとめて同じ場所に保管しておくなど、すぐに判断できる毎日のゴミを捨ててしまうことを心がけていきましょう。
自分のよくいる場所や、家族の生活導線を考えた時に、すぐにゴミが捨てられるような位置にゴミ箱を配置しておく事で、「あとで捨てよう」が減る事にも繋がります。
自分だけでなく、家族のことも考えながら「捨てる場所」を配置しておく事で、自分だけが頑張らないことにもなりますね。
モチベーションが高い人であれば、ゴミ箱が一箇所でも支障はないのかもしれませんが、子供などは目の前にポイポイ捨ててしまいがち。
モチベーションが高い人であれば、ゴミ箱が一箇所でも支障はないのかもしれませんが、子供などは目の前にポイポイ捨ててしまいがち。
お互いのストレスを減らす意味でも、ゴミが出やすい場所にはすぐに捨てられるようにゴミ箱の配置!これが案外大切なんです。
②迷ったら「使わない理由」を考える
物がごちゃごちゃしてしまう理由の一つとして、捨てるタイミングが分からずに“とりあえず保管”をしてしまうパターンが多いのですが、これを減らすことでスペースの確保ができ、自分がいかに一定の物しか使用せずに生活できるのかを理解することができます。
「これ、なんで使ってないんだっけ?」と一度考えてみると、なぜ使っていないのかわからないけど、便利だからいつか使うかもしれないものほど、捨てられないものであると理解することができます。
「これ、なんで使ってないんだっけ?」と一度考えてみると、なぜ使っていないのかわからないけど、便利だからいつか使うかもしれないものほど、捨てられないものであると理解することができます。
もし特別な理由もなく1年使っていないものであれば、きっとそれは今年も使うことのないものと判断してみるといいかもしれません。
どこかで物には区切りを付けなければ増えていく一方です。
1〜2年使用していないものが出てきた時には、それは使うことすら思い出せなかった物なので、手放すことを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
③欲しかった物か問いかける
とはいえ、やはり使うかもしれないと残しておきたくなるのが人の性ですよね。
そんな時は、自分がそのモノを買ったときに「欲しかったものか、なんとなく買ったものか」を思い出してみましょう。
思い入れのある欲しかったお気に入りのものだったのか、もしくは何となくそのタイミングで買ったものなのか。
思い入れのある欲しかったお気に入りのものだったのか、もしくは何となくそのタイミングで買ったものなのか。
そして、それが今でも手放したくないと思えるお気に入りなのかを考えてみてください。
④好きか嫌いかで分ける
洋服などの断捨離でよくあるのが、「着るかもしれないから残しておく」という判断方法ですよね。
しかしその判断方法は、実は一向に物が減らない典型だったりもします。
着るかもしれない服が着る機会をなくし、「今年も着れなかったけど来年着るかもしれない」と、また繰り返してしまうのです。
食器や雑貨なども同様に、使うか使わないかではなく「自分がこれを好きなのか」と問いかけてみましょう。
食器や雑貨なども同様に、使うか使わないかではなく「自分がこれを好きなのか」と問いかけてみましょう。
なんとなく使い勝手の良いものは、きっと来年になれば同じようなアイテムが出てくるかもしれません。
しかし、自分の好きなお気に入りのモノと出会える確率はそう高くはないはず。
どうしても捨てるか迷った時は、好きか嫌いかのシンプルな2択に委ねてみるのもアリです。
好きなものは大切にでき、そうでもないものはなんとなく存在しているだけなのだと、思い切って手放してみると、また新たなお気に入りに出会えるかもしれませんね。
好きなものは大切にでき、そうでもないものはなんとなく存在しているだけなのだと、思い切って手放してみると、また新たなお気に入りに出会えるかもしれませんね。
⑤「捨てなきゃ良かった」と後悔しそうなら残す
思い切りが良いのはいいことですが、捨ててから後悔してしまっては本末転倒。
そうならない為にも、今までの捨て方のコツを思い出してみてください。
そして何より大切なのは「無理をして捨てることが正解ではない」ということです。
~次回へ続く~