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1weekで始められる下準備の仕方。丁寧な暮らしの基本の“キ”。~第2編~

《2日目》みんながくつろげる『リビング』


キレイになると満足度が高いリビング



朝起きてきた時に、リビングがキレイに保たれていると気持ちもすっきりします。朝からごちゃごちゃした部屋を見ると、片付けから始めなくてはならないので気分も憂鬱になってしまいますよね。

家族みんなが集まるリビングは、常にキレイに保っておきたいもの。しかし人は集まる場所と言うのは、必然的に物も増えてしまいがちです。不要なものや、その判断がつきにくいものが混在している場所でもあります。


まず、1日目に不要なモノを捨てる作業をしたことで、必要か必要でないかを分ける作業は必要ありません。重要なのは、“リビングにある必要があるのか”を判断することです。そして、使う頻度によって手に取りやすい場所に仕分けをしておくことで、物を取り出しやすくしまいやすいという状態を作り出すことが、綺麗なリビングを保つ秘訣になります。

本当にそれリビングに必要?を排除



テレビをのんびり見たり、みんなで食事をしたりする家族の中心となるスポットがリビングにあたるかと思います。と同時に、お菓子のゴミや、読みかけの雑誌、買い物から帰宅したスーパーの袋などもリビングに集中しやすい場所でもあります。つまり、物が“置きっぱなし”の状態になりやすい場所であるということなんです。


置きっぱなしになってしまう原因としては最も多いのが「しまう場所がない、または決まっていない」という事に加えて、「しまう場所が面倒な場所にある」ということが挙がります。


ゆとりのある空間を常に作っておくことで、新しく何かを購入したときにでもスムーズにしまうことができます。なので、初日に「モノを手放す」ということをやっておく必要があるのです。しかし、空間があれどやみくもに収納してしまっては、結果的に片付けにくい状態になってしまいます。

自分だけでなく、家族で共有するリビングで使用頻度の高いものはリビングに。それ以外はリビングにしまう場所を作らないことが大切です。

取り出しやすい=片付けやすい



スムーズに片付けるために、そして今後どこに何があるかわかりやすくするためにも、リビングで使用頻度の高いものは“目の高さから腰の高さ”あたりの、自分が最も見やすく取り出しやすい高さの位置に置いておくことが重要です。しゃがんで物を取り出したり、踏み台を使用しなくてはならないほど高い位置にしまうものは、頻度の低い物を配置するようにすると便利です。


爪切りや綿棒、体温計などの使用頻度の高い衛生用品はまとめて収納したり、ペンとメモ帳はセットにするなど、使用する仲間をペアにして考えるとあちこち動き回って取り出す必要もなくなります。また、蓋付きのボックスや引き出しなども、取り出す時にワンクッション手間がかかりますよね。案外その一手間が面倒で、すぐに戻そうという気が萎えてしまうパターンもあります。

収納に合わせるのではなく、人を中心に考える



リビングの一か所にまとめてボックス分けしたりすると、見た目はすっきりしてとても気持ちが良く感じます。しかし、収納に合わせて自分が動くのでは、根気のある方であれば毎日できるかもしれませんが、家族の立場になって考えてみるとどうでしょうか。



今後を考えて、綺麗な状態を保っていく為には自分一人では重労働です。家族みんなが、片付けやすい位置に収納しておくこと。それぞれがきちんと物を元に戻しやすい環境を作っておいた方が長続きするのは明確ですよね。リビング学習する子供の為のグッズや、学校準備に必要なアイテムなども一箇所にまとめておくと便利です。


引き出しにしまうのが楽だと感じる方はラベリングがおすすめです。その際は引き出しも使用頻度の高い物を手前に配置しておくと取り出しもスムーズになります。ボックス収納が好きな方も同様に、ラベリングしておくと中身がわかりやすいです。


パッと見てわかりやすい方が、物がどこにあるのかわからなくなってしまった!というプチストレスから解放されやすい「見せる収納」は、家族が多い方や、日頃忙しくてなかなか片付けにまで時間をかけられない方などにはおすすめです。

どの方法にしても、自分や家族を中心にして物の配置を考えることで、ライフスタイルに合った片付けやすい配置が見つかると思います。

                ~第3編へ続く~