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1weekで始められる下準備の仕方。丁寧な暮らしの基本の“キ”。~第6編~

《6日目》いよいよ分類作業へ『カテゴリー分け』しよう



家の様々なスペースを確認しながら整理収納してみると、色んな発見があると思います。

ここにあると不便だなと感じるもの、同じ種類のアイテムがあちこちに散乱していること、無くしたと思っていたものが不思議な場所から出てくるなど、自分の家のウィークポイントが見えてきます。

そのタイミングで、いよいよカテゴリー分けをしていきましょう。


・どこに何があると便利か
・どう配置するのがベストか
・家族のみんなが使いやすいか
・取り出しやすくしまいやすいか
・中身がわかるかどうか

そんなポイントを抑えつつ分類して収納することをざっくりと考えてみてくださいね。

ゆとりのある分け方にする



カテゴリー分けに取り組む時に、ついやってしまいがちなことがあります。


カテゴリー別に分けられているけれど、詰め込みすぎて探すのが大変になる事、さらに導線から外れている事が多く挙げられます。

文房具だから、書類だから、とカテゴリーに分けてもぎっしり詰まった収納をしてしまったら、そこからさらに探すという作業が負担になってしまいます。


そんな時はやはり“頻度を見直す”こと、つまり今まで行ってきたことをもう一度思い出してみることです。



引き出しの中やボックスの中は、余裕を持たせることが大切です。

10割収納は、一見上手にしまえているように見えてあきらかにオーバーであるという意識を持つことで、いつでもゆとりのあるスペースを確保することができます。

ゆとりを保つ為にも、カテゴリーごとの使用頻度をもう一度見直してみましょう。


流れ作業がしやすいように



家全体を見直したあとであれば、人の動きにあった導線に何が必要なのかが分かるようになってきます。

あちこち動き回るより、流れ作業で物を出し入れできる方が圧倒的に時間も手間も省くことができますよね。

丁寧にしまわなければいけないというルールなんてありません。

最短ルートを考えて、その場所に物を取りに行く時に近道だ!と思う場所に配置・収納することが、結果的にキレイを保つことに繋がっていきます。

カテゴリー分けのコツ



一つ一つしまう場所が決まっていればたしかに便利ですが、そうするとそれそれに部屋を与えてあげなければならず、買い足しアイテムが増えてしまうことにもなります。

今の収納でなるべくベストを尽くして、どうしても買い足しが必要であればこのタイミングで買い足しましょう。

文房具などの細かいアイテムは、使用頻度別に分けるのをおすすめしましたが、どうしてもごちゃごちゃしてしまう場合は“そこから種類に分けて考えてみる”といいかもしれません。


ボールペンとメモ用紙などの「筆記用具」、のりやテープなど「貼る物」、クリップやステープラーなど「止める物」、といった感じで分類することもカテゴリー分けになります。

食品ストックなども、乾麺同士を同じ場所に収納する分け方、パスタとソースを同じ場所に収納する分け方などがあると思います。


書類や説明書などの保管物が多い場合、「冷蔵庫・洗濯機」と細かく分けることが難しい!と感じる場合は、「リビング・キッチン」などのエリアごとに分類することもおすすめです。

カテゴリーを絞って、そこへ分類していく方法もあります。

細かく分けすぎないこと、同じジャンルだからここにあるべきという概念をやめてみること、つまりカテゴリー分けは「仲間同士をくっつける事よりも、使いたい場所でまとめてスムーズに出し入れできる“手抜き”が出来るかどうか」を優先して考えてみる作業なのです。

~第7編へ続く~