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暮らしに余白をつくる3つの「しない習慣」。手放せば、自由になれる。

3つの「しない習慣」とは――



物質的なものを「持たない」、時間や空間を「埋めない」、心が窮屈になるようなことを「気にしない」――。

余計なものを手放すことで、暮らしに余白が生まれます。

忙しさに追い立てられたり、息苦しいほどの物に圧迫されたりすることもありません。

3つの「しない習慣」で、身も心も自由になれるのです。

持たない



「しない習慣」のひとつめは、物を必要以上に「持たない」ことです。

物が過剰に供給される現代では、何もしていなくても家の中に物が入ってきます。

「持たない」と意識することで、不要なものをため込まず、さらりと手放せるようになります。

滞らせない



物が自分のところで滞っていませんか。「新品を買って、飽きたら捨てる」だけが、物の進行方向ではありません。

誰かから譲り受ける、必要としている人にバトンを渡す、というように循環させるのです。


お金で解決しない



何かが必要になったとき、すぐにお金で解決しようとしないことです。


目的のものを買う前に、他で代用できないか、人から借りることはできないか、検討するのです。

代用する方法も、レンタルのサービスも、ネットで検索すればたくさん見つかります。


妥協しない



「安物買いの銭失い」という言葉があります。


安さを優先すれば、どこか気に入らなかったり、違和感があったり、何かしら不都合が伴うものです。

本当に必要なものは妥協せず、時間をかけてとことん選び抜くようにします。


もらわない



紙袋やポケットティッシュなど、タダでもらえるものほどため込みがちです。


レジ袋が有料化してから、家の中から消えてすっきりしたという方も多いでしょう。

無料でもらえるとしても、もらわないという選択が大事なのです。


埋めない



「しない習慣」のふたつめは、時間や空間を「埋めない」ことです。

空いた時間があればすぐに予定を入れてしまったり、部屋や収納の空きスペースを物で満たそうとしたりしていませんか。

限りある時間や空間をむだにしないためにも、「埋めない」と心に留めておくことが大切です。

床面をふさがない



部屋の床面ふさいでしまうと、掃除がしづらい、身動きがとりづらい、狭く見えるなど、デメリットが多いもの。


理想の家具占有率は3割程度と言われています。

つまり、床面の7割に何も置かないようにすれば、すっきりと快適な暮らしができるということです。


収納をいっぱいにしない



収納はしまい込む場所ではなく、使っているものの一時置き場です。


空きスペースがあったとしても、とりあえず何かを入れようとしないこと。

不要なものはどんどん外に出し、収納内の新陳代謝をよくするのです。


スケジュールを詰め込まない



スケジュールに空白があると、不安になって予定を詰め込んでしまうことはありませんか。


手帳はスケジュールを埋めるためのものではなく、自分のための時間を作り出すものです。

空白の時間は、あなたの内面を充実させるために使います。


気にしない



「しない習慣」みっつめは、心が窮屈になるようなことを「気にしない」ことです。

人からどう見られているかを気に病んだり、よく思われようとして本心を偽ったりしない。

人は人、自分は自分と割り切れる強さをもつことで、「気にしない」ように変われるのです。

まわりの価値観に流されない



「みんな○○しているから」「○○するのが当然」というような、他人の価値観に流されてないことです。

まわりに合わせることが必要な場面もあるかもしれません。


しかし、どんなときであっても、価値観を曲げたり、信条を偽ったり、自分を裏切るようなことはしないことです。


心を不安で満たさない



人にどう思われているかを気にしすぎて、心を不安で満たさないことです。


本当に大切なのは、自分が自分をきちんと評価してあげること。

目の前のことに真摯に向き合い、好きなことや楽しいことに集中していれば、他人の評価など気にする暇などないのです。


高望みしない



高すぎる望みや、大きすぎる夢を叶えるには、相当の努力や険しい道をたどらなければなりません。


それが苦でなければよいのですが、挫折や敗北感を伴うのが常です。

高望みせず、身の丈のささやかな望みなら、自分の力で叶えられますし、穏やかで満たされた気持ちが持続します。


3つの「しない習慣」で、軽やかに――



暮らしに余白をつくる3つの「しない習慣」をご紹介しました。

物質的なものを「持たない」、時間や空間を「埋めない」、心が窮屈になるようなことを「気にしない」。

こうして余計なものを手放し、身も心も自由に、軽やかに変えていくのです。