水道代が高い原因はコレ!大幅節水に繋がるテクニックもご紹介
みなさんは、普段の生活で節約を意識していますか?
節約といえば食費や光熱費などにスポットが当たりがちで、水道代についてはあまり意識していない人が多いのではないでしょうか?
かくいう筆者も先日、ご近所さんとの何気ない会話の中で、わが家の水道代が高いことを知らされました。
自分では『こんなものかな~』と思っていましたが、他の家庭よりも高いとなれば何とかしたいもの。
そこで、毎日節水を意識して生活してみたところ、筆者の家ではきっちりと効果が現れました!
そこで、今回は筆者が日々実践している節水術をご紹介します。
すべての家庭で効果が出るとは限りませんが、ぜひ参考にしてみてくださいね。
するとしないでは大違い!節水テクニック
水を多く使っている場所はここ!
節水テクニックをご紹介する前に、まずはどこで多くの水を使っているのかをみていきましょう。
そもそも、普段何気なく使っている水道ですが、1日で一体どのくらいの量を消費しているのかご存知ですか?
あるデータによると、日本における1人あたりの消費量は、1日でなんと186L!
とてつもなく膨大な量ですよね。これは、世界平均の2倍にものぼる量なんだとか。
場所別では、全体の40%が「お風呂」を占め、最も水を消費しています。
湯船だけで約200 L、それに加えてシャワーを使うので大量に消費するのはイメージできますね。
その他は多い順で、「トイレ」が22%、「炊事」が17%、「洗濯」が15%だそうです。
個人的にはトイレにここまでたくさんの水を使っていることが驚きでした。
それでは次に、それぞれの場所における節水テクニックを見ていきましょう。
【お風呂編】場合によっては大幅節水も可能に
お風呂の節水といえば、やっぱりシャワー。
髪を洗っている間など、出しっぱなしにしてしまっていませんか?
シャワーを1分間流し続けたら、なんと15 Lもの水が出ると言われています。
それが10分・15分と出しっぱなしにしていると、1回の入浴で100 L以上を消費することになります。
もし家族全員がこの調子だと……想像するだけで青ざめてしまいそうです。
しかし、逆に考えると、こまめに止めることで大きな節水に繋がるということです。
冬場などは、シャワーを出したままのほうが温かいからと、ついしてしまいがちですが気をつけたいところですね。
また、子どもは出しっぱなしをする場合が多いですので、きちんと教えて徹底しましょう!
ちなみに、筆者は最近シャワーの節水グッズを導入しました。
シャワーヘッドを取り替えるだけで自動的に節水してくれるのでおすすめですよ。
しかも筆者が選んだシャワーヘッドは、水に空気を含ませて出てくるので、水滴一つ一つが通常に比べて大きく、水量が少なくても気にならないんです。
節水のシャワーヘッドは色々なメーカーから出ていますが、だいたい50%から多いもので70%もの節水効果が見られるので、年間で考えるとかなりお得になると思いますよ。
【洗濯編】残り湯利用でもキレイに洗える!
洗濯における節水というと、「お風呂の湯の再利用」が多いかもしれません。
洗濯にもたくさんの水が必要なので、それを再利用でまかなえることができれば大幅な節水に繋がりますよね。
とはいえ、残り湯を再利用したとき、『洗濯物が臭う』と感じたことはありませんか?
実は、筆者もこれが原因で洗濯への再利用を敬遠していました。
この臭いの正体は、皮膚の表面についた雑菌。雑菌が繁殖しやすい温度は40度前後といわれており、お風呂のお湯は雑菌にとってはまさに絶好の環境。
翌朝には莫大な数になっているとか……。
そこでおすすめなのが、「残り湯と水道水の使い分け」。
洗いとすすぎの1回目に残り湯を使い、2回目のすすぎを水道水にするとそこで菌が落とされるというわけです。
残り湯を使用可能な洗濯機は、元々この方法が設定されているそうなので、説明書を一度確認してみましょう。
『それでもやっぱり洗濯機に残り湯を入れるのが抵抗ある』という人は、シミやえり袖汚れに対する“予洗い”を残り湯でまかない、そのあと洗濯機にバトンタッチしてみてはいかがでしょうか。
【トイレ編】節水に繋がる「大小使い分け」
トイレは、1人あたり1日で4~5回は利用し、家族がいればそれだけたくさんの水を消費することになるので、うまく節水したい箇所です。
トイレを済ませた際、大・小に関わらず「大レバー」で流している人はいませんか?かくいう筆者も、すべて大レバーで流していました。
女性はトイレットペーパーを使うので、なんとなく小レバーでは流れないかもと思っていたからです。
しかし、最近のトイレでは小レバーでもトイレットペーパーが流れるタイプが主流のようなので、そこを使い分けするだけでも節水に繋がりますよ。
もちろん、自分一人だけでなく家族にも徹底することが大切。うちの主人は、なんといつでも大レバーで流していました。
何となくしていたようですが、きちんと使い分けをしてもらうように徹底したところ、みごと水道代削減に繋がりました!
ちなみに、タンク式のトイレのご家庭では、タンクにペットボトルを入ることでタンク内の水量を減らし、節水しているという人も多いようです。
しかし、タンク内部に物を入れることで破損したり、水が流れっぱなしになったりする可能性が……。
また、しっかりと最後まで流しきる水量が確保できずに詰まってしまうこともあるそうなので、やめましょう。
【食器洗い編】“散りも積もれば”作戦で抜かりなし!
また、食器を運ぶ際は油汚れのある皿は重ねないのが基本。
ちなみに、洗う順番としては、油汚れのないお茶碗などから先に洗っていくと、“油の伝染”がなくなりますよ。
高い?安い?世間の水道代事情を調査!
ここまで節水テクニックをご紹介してきましたが、『そもそも、うちの水道代は他に比べて高いか分からない』という人は多いかもしれません。
そこで、世間の水道代について調べてみました。
まずは水道代の内訳を解説
前者は水道メーターの口径に応じて料金が決まっており、水道を使う・使わないに関わらず発生する料金です。
一方、下水道使用量というとピンとこないかもしれませんが、これは、トイレや洗い物など家庭で発生した排水を、川や海に流せるよう浄化するための費用に充てるための料金です。
まとめると、水道代として請求されるのは、「基本料金」と「従量料金」からなる「水道料金」と「下水道使用量」を合計したものです。
1ヵ月の水道代平均をずばり発表!
『えっ!うちの方が断然高い!』と思う人もいるかもしれませんが、たいていは2ヵ月に1回の請求になっているので、記載されている金額の半額で比べてみてください。
いかがでしょうか。
知ってた?地域によってこんなに差が
先ほどの家計調査を見ると、水道代が最も高かったのは山形市で7,566円に対し、最も低かったのは徳島市で3,712円。
なんと2倍近くもの差があるのです。
なぜこれほどまでに差が出るのでしょうか。
実は水道料金は、国が決めているのではなく、人口や水源からの距離・水質・水道管が設けられた時期など様々な要因をもとに自治体が独自に決めているのです。
ここまで大きな差があるのなら、引越しの際にはチェック項目に入れておきたいですね。
余談ですが、水道には「法定耐用年数」というものがあり、水道管が設けられてから40年経過したものは設備を更新する必要があるそう。
その時期になると水道料金は値上げされるので、頭の片隅においておくと良いかもしれません。
ちょっと待って!高すぎる水道代、考えられる原因は?
もし、『それなりに節水しているつもりなのに、水道代が高い!』という人は、ひょっとすると他に原因があるかもしれません。
大幅な料金アップの裏に水漏れ?!
ちなみに、水漏れによって使った分以上に請求された場合は、申請することで返金されることもあるそうなので、問い合わせてみましょう。
まさかの事態!メーターの故障
まとめ
筆者は以前、さほど節水に関心がありませんでしたが、実際に意識してみると結果が出たので今もしっかり続けています。
月単位で言うと節水金額は数百円~千円程度かもしれませんが、年間でいうと万単位になることもあるので、やはり大きいですよ。
お金だけでなく大切な資源の温存にも繋がりますので、いいことばかりだと思います。
もちろん、ストイックになりすぎると長続きしないですので、できる範囲から節水を始めてみてくださいね。