春の衣替えは断捨離しやすいタイミング ~前編~
春の衣替えは断捨離しやすいタイミング
季節が変わる衣替えのシーズンは、服の整理がはかどりやすいタイミングです。
「ワンシーズン着倒したからもういいかな」「全然袖を通さなかったから不要かも」という風に、アイテムを手放す踏ん切りがつきやすい時期ともいえます。
持ち物のボリューム減でも達成感が得られやすい
特に冬から春にかけて断捨離にトライする場合、冬物は一つ減らすだけでも持ち物のボリュームが目に見えて減るので、不用品を手放した爽快感も得られやすいメリットがあります。
はずみがつきやすい分やりすぎに注意
断捨離が進みにくいのは「物を手放す心の痛み」が原因となっている場合が多いのですが、「がんばって持ち物を減らしたらスペースが空いた」という心理的なメリットを感じられると、今度はその成功体験が欲しくなって「服捨て」に過剰にエンジンがかかってしまう事も。
「気温調節アイテム」は全捨てしないのがポイント
徹底した持ち物整理の方法には「気に入っていないアイテムは全て捨てる」というルールを推奨しているケースがありますが、洋服に関しては「急に冷え込んだとき」のために、気温に対して調節できるアイテムを必ず一枚は残しておくのをおすすめします。
特に秋冬に向けての羽織物はまだ暑い時期に店頭に並ぶ事も多く、意識的に探して手に入れようとしないと、気温が下がり「こういう厚さの上着が欲しい」というタイミングには欲しい色やサイズが売り切れてしまっているケースも。
次の買い物で妥協しないための予防アイテムとして、一枚取り置いて「新しい物を買ったら手放す」のがよいでしょう。
「まだ着られるアイテム」をリサイクルしたい場合
直に肌に触れにくいコートなど「もう着ないけれどコンディションは悪くない」というアイテムは、「捨てずに買い取りに出す」という方法もあります。
シーズン終わりは買い取りはしてもらえるけれど安くなる事も
店頭や宅配など洋服の買い取りリサイクルはいろんな形態がありますが、買い取り側に共通しているのは「なるべく早く回転させたい」という思いです。
「クローゼットを塞ぐから早く手放したい」と服のシーズンが終わったタイミングで売りに出すと、その多くは買い取り店にとって一年近く在庫品となってしまうリスクがあります。
そうなると商品管理コストがかさんでしまうので「シーズン終わりなので買い取りはできません」と断られたり、安値になってしまう事も。
それなりに需要が見込めるアイテムであれば、手入れして次のシーズン初めまで取り置いてから売りに出した方がよいケースもありますので、その点を考慮しての判断をおすすめします。
資源リサイクルに出す場合は受け入れ条件をチェック
買い取りではなく資源としてのリサイクル(寄付)に出す場合、受け入れ可能な条件が設定されています。
「繊維として再生するのでアイテム不問」や「リユースが目的なので受け入れ可能な品目とそうでない物がある」など、リサイクルの方法によって引き取ってもらえる物が変わってきますので、アイテムがまとまってから送り先を選ぶか、あらかじめ送り先を決めて受け入れ不能なアイテムは思い切って処分するなど、自分がどうしたいか考えながら作業すると効率よく片付きます。
「○○だけど」と条件がつくアイテムの場合
「気に入っているけれどくたびれてきた」「あまり着ていないけどまだきれい」という風に、“けど”が付く即断できないアイテムは、「手入れもしくは着るために必要な条件を用意するのが苦にならないか」で判断してみましょう。
例として「ブラシをかければいける」なら、今すぐそれをやってでも取っておきたいと思えるかどうか。
「そのうちやろう」というレベルであれば、そのアイテムに対して手入れのコストをかけるだけの熱意がないかもしれません。
~後編に続く~