ナチュラルに虫対策を“虫除けハーブ” ~前編~
ハーブが持つ虫除けの効果とは?
おすすめのハーブの種類と育て方のポイント
ハーブを上手に育てるには、そのハーブに合った育て方を覚えておくとぐんぐん育っていきますよ。
ここからは虫除けとしておすすめのハーブの種類と、それぞれの育て方のポイントを紹介していきます。
【おすすめハーブ1】蚊が嫌がる成分を多く含む『レモンユーカリ』
甘いレモンのようか香りがするレモンユーカリ。
蚊が嫌がる成分であるシトロネラールが含まれています。
しかも、同様の成分を含むシトロネラというハーブよりもその含有率が高いところがポイント。
虫除け効果が期待できますね。
育て方のポイント
・レモンユーカリは、日当たりのいい庭やベランダでの栽培が◎
レモンユーカリは日当たりのいい場所を好みます。
庭やベランダで管理するといいですね。
また、寒さに弱いので、冬は鉢植えを室内に入れてあげるのがおすすめです。
乾燥には強いため、水やりは控えめでも◎
水の与えすぎによる根腐れに注意しましょう。
【おすすめハーブ2】料理やハーブティーにも使える『レモングラス』
こちらもレモンの香りがするハーブのレモングラス。
シトラールという蚊が嫌がる成分を持っています。
虫除けハーブとしてだけではなく、アジア料理やハーブティーとしても活用できますよ。
育て方のポイント
・鉢植えのレモングラスは室内での冬越しがおすすめ
熱帯植物のレモングラスは、暑さに強く寒さに弱いのが特徴。
寒くなったら、地植えの場合は葉っぱを刈り込み、鉢植えは室内に取り込んで冬越ししましょう。
また、葉が茂り過ぎると蒸れるので生育期でも適度に剪定しておく必要があります。
ハーブとして使う時は必要な量だけ根元でカットしましょう。
【おすすめハーブ3】アロマテラピーでも人気の『ラベンダー』
アロマテラピーでおなじみのラベンダー。
癒しの香りで使い道も豊富な人気のハーブです。
ラベンダーにはリナロールという成分があり、蚊をはじめハエやガを寄せにくくする効果が期待できます。
育て方のポイント
・ラベンダーは品種によって栽培方法が異なるのでよく確認を
ラベンダーは品種によって育て方が多少異なるので、環境にあうかよく確認して選びましょう。
基本的には日当たりや風通しがよく、水はけのいいところが適しています。
梅雨の雨に当たると蒸れてしまう場合があるので、鉢植えは屋根の下へ移動させるようにしましょう。
【おすすめハーブ4】蚊やハエ、ゴキブリ除けにも役立つ『タイム』
殺菌と防腐作用があるタイム。
魚料理に使われることも多いハーブです。
そんなタイムに含まれるチモールという成分は、蚊やハエ、ナメクジなどのほか、ゴキブリの虫除けにも効果が期待できます。
育て方のポイント
・タイムは丈夫なので鉢植えにも地植えにもおすすめ
タイムはとても品種の多いハーブですが、育て方にあまり変わりはありません。
丈夫な性質で寒さにも強く、冬越ししやすいので、鉢植えでも地植えでも比較的簡単に育てられるでしょう。
~後編へ続く~