1weekで始められる下準備の仕方。丁寧な暮らしの基本の“キ”。~第4編~
《4日目》無駄になっていないか『各部屋』を確認
部屋の個性を尊重する
各部屋には、その部屋を使用する人の個性や使いやすさ、こだわりが詰まっているものです。
自分の好みではなくても、家族にとってはそれが居心地の良い空間かもしれませんよね。
各部屋を整頓する際は、個性を尊重するように整理していく思いやりが快適さを生んでくれます。
要らない物の分別は、その部屋をメインに使っている人と相談してから整理するようにしましょう。
物の配置も、いきなり変わってしまうと自分で片付けられなくなったり、使い勝手が悪くなり、結局みんなが手間を抱えてしまうことに繋がってしまうので、各部屋を整理するタイミングとしては、ちょっと片付けになれてきた一週間の真ん中である4日目あたりが手がつけやすいかと思います。
寝室はリラックスできるように
睡眠は人生の3〜4割を占めると言われています。
より良い眠りにつくため、リラックスした気分で1日を終えるため、そして目覚めた時に気持ちの良い空間であることが理想ですよね。
来客があっても寝室に入ることはないであろう、寝るだけだから特に気にしていないという方は、まず「居心地が良いかどうか」を考えてみてください。
床の掃除は最後に
気が付きにくいですが、寝具はホコリが出やすいので、寝室を掃除する際は最後に掃除機をかけて床をキレイにする順番が良いかと思います。
また、季節ごとに寝具が変わることも多いので、寝室のクローゼットなどに季節ごとに分けた状態で寝具はまとめておくと便利です。
また、季節ごとに寝具が変わることも多いので、寝室のクローゼットなどに季節ごとに分けた状態で寝具はまとめておくと便利です。
入れ替えの頻度は低いので、高い位置に収納しても大丈夫です。
シーツの交換、布団干しの日を決めない
「週に1度はシーツを洗って、布団もしっかり干したい」とは思いつつも、お天気に左右されやすい大きな洗濯物を取り扱うのは一苦労。
そんな時は、“絶対この日”と決めつけないことでちょっとゆとりを持たせてみましょう。
「晴れたから今日は寝具を洗おう」「雨が続いてるから次に晴れた日に洗濯しよう」という感じで、決まった日にちを自分に押し付けないことを優先してもいいのではないでしょうか。
1〜2日ズレてしまったからと気にかけるより、必要以上にルールに縛られないように過ごすことのほうが有意義な時間を確保できますよね。
寝室の収納スペースを見直す
寝室に設置されているクローゼットには、洋服や季節物の寝具などが収納されているパターンが多いかと思います。
ここに物が目一杯入っていると、出し入れしにくく使いづらくなってしまいます。
特に洋服などは、引き出しいっぱいに収納されているとぐちゃぐちゃになってしまい、整理するのもより一層億劫に感じてしまいます。
持っているものをなるべく少なくし、厳選した物だけ整理収納する余裕と意思を高める意識を持つことが、快適な生活につながっていきます。
季節ごとに、着ていない洋服の断捨離を行うことも大切です。
キャスター付きの引き出しを利用して、手前と奥を入れ替えるだけで衣替えが完了するような方法を活用したり、デッドスペースに吊り下げ収納をしたり、同じ引き出しの中でも仕切りを作って取り出しやすくするなどの工夫も、家事の負担軽減につながります。
キャスター付きの引き出しを利用して、手前と奥を入れ替えるだけで衣替えが完了するような方法を活用したり、デッドスペースに吊り下げ収納をしたり、同じ引き出しの中でも仕切りを作って取り出しやすくするなどの工夫も、家事の負担軽減につながります。
子供の部屋を片付けるポイント
子供が片付けやすい空間作りを
小さいお子さんのいる家庭では、おもちゃの片付けなどが大変なのではないでしょうか。
子供の部屋で注目して欲しいところは、自分の視点ではなく子供の視点で見てあげることです。
子供が自分で片付けやすい高さに物を配置するのがファーストステップになります。
そして、ポイポイ収納という放り込むだけで片付けが完了する方法であれば、子供と一緒におもちゃをしまうことも出来ます。
小さくて飲み込む危険のあるものや、大人と一緒に使うものなどは蓋付きタイプで手の届かないところに置いておくと安心です。
勉強と遊びは離して収納する
学校で使用する学童用品や勉強グッズなど、子供が小学生くらいになると物の量も増えてきます。
カードゲームのカードが散乱したり、漫画やゲームのソフトなどもつい放置して見失いがちになることも。
この位の年齢の子供の部屋は、勉強に使用するものを収納するエリアと、遊びに使用するもののエリアを離して収納することを心がけましょう。
遊びに使用するものはなるべくデスク周りから遠い場所に配置しておくことで、違う種類の物が混在して片付けがやっかいになることを防止しましょう。
細かいものが増える年頃なので、まずはこの2つを分けさせることを子供も意識するように習慣づけることだけでも、整理収納がスムーズにできるようになってきます。
デスク周りには勉強道具や学校用品をなるべく配置しておけば、宿題も学校の準備もその場で行うことができます。
デスク周りには勉強道具や学校用品をなるべく配置しておけば、宿題も学校の準備もその場で行うことができます。
まとめておくことで忘れ物を防止することにも繋がりそうですね。
仕事部屋はデスク周りを見直す
テレワークなどが増えた今の時代、自宅で仕事をする方も増えています。
仕事部屋がある場合は、より快適な空間を整えてあげることでモチベーションも効率も上げていきたいですね。
その為にも、仕事をする空間に必要のないものは部屋に置かないようにしておきましょう。
便利だからと言って、デスクの上に物がたくさん並んでいるなんてこともあるかもしれません。
その場合、出しっぱなしになっているものの中で優先順位を決め、一番使うものだけを厳選してデスクに置くようにしてみましょう。
1日のうち、2〜3回しか使っていないものは取り出しやすい引き出しに収納し、余白の多いデスクを作り出すことが大切です。
リビングなどで仕事をする場合は、パソコンや書類、細かいアイテムまで一気にまとめて移動できるようにしておきましょう。
中身が崩れやすいタイプよりも、書類やパソコンなどが真っ直ぐ収納できるタイプがストレスフリーです。
部屋をまたいだ時に、中身の入れ替えをしなくて済むように、収納としても使えて持ち運べるものがとても便利です。
~第5編へ続く~