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「断捨離」のメリットとやり方のコツ。暮らしを見直すきっかけに。「断捨離」のメリットとやり方のコツ ~後編~


高額な物や人気の高い物などは捨てるのに迷いが生じやすいですが、その価値は他人や世間の評価に過ぎません。

着心地や履き心地、使い心地など、身に付けている自分を想像して、嬉しいや楽しい、落ち着くといった前向きな気持ちになれるかなど、自分の価値観を大切にしましょう。

「今」の気持ちを重視する




断捨離で捨てる物を選ぶときは「今」の気持ちを重視しましょう。

断捨離がスムーズにいかない原因のひとつに、「今は使わないけれど、いつか必要なときが来るかも」という考えがありますが、そのためだけに空間やエネルギーを奪われるのはもったいないこと。


冠婚葬祭用の服や靴、防災道具は別として、今すぐ使う物以外は思い切って手放すのがおすすめです。

また、昔お気に入りだった服やアクセサリーも同様のことがいえます。

趣味や好みが変わるのは自然なことです。

今の自分の価値観に見合わない物、気分を下げる物は手放しましょう。

使用頻度が高く、小さな場所から始める



断捨離は、使用頻度が高くて小さな場所からスタートするのがおすすめです。

家全体となると範囲が広く時間も労力もかかり、疲れて途中で挫折することにもなりかねません。

まずは、お財布やバッグの中、引き出しの一段だけ、デスク周りなどの小さな範囲から始めてみましょう。

物が減り、スペースができたことによる快適さが成功体験となり、その後の作業が捗りやすくなります。


作業に慣れてきたら少しずつ範囲を広げます。

リビングや寝室などの大きなエリアは、今日はクローゼット、今日は下着とタオル類というように、テーマ別に小さくエリア分けするのがおすすめ。

「期限付き保留ボックス」で猶予を



断捨離のコツとして「捨てる物・捨てない物」だけでなく「保留する物」を入れるボックスを作っておくと迷う時間が格段に減ります。


今の自分にとって必要な物や前向きな気持ちになれる物は「捨てないボックス」、今の自分に不要な物や見合わない物は「捨てるボックス」、それ以外の今決められない物は「保留するボックス」に入れます。



その際、保留ボックスに「いつまでに決めるか」の期限を決めておきましょう。

あまり長い期間だと保留ボックスの存在を忘れる可能性もあるので、2週間~1ヶ月を目安にしてみてください。


物を増やさない工夫をする



断捨離でひととおり家がスッキリしたら、物を増やさない工夫でキレイな空間を保ちましょう。


物を新調するときには、本当に自分にとって必要で価値のある物かを精査して、ひとつ買ったらひとつ手放すなどの意識が大切です。

「ここに入るだけしか持たない」と先に容量を決めておくことや、収納スペースを増やさないこと、定期的に人を招くことも有効です。


また、半年や一年に一度持ち物を見直して定期的に断捨離すると、快適な空間が保てますね。


「断捨離」で暮らしも自分も振り返ろう*



断捨離は、片付けや整理整頓を通して自分を知り、自分をもっと好きになるための素敵な習慣です。

ご紹介した断捨離のコツや考え方を参考に、シンプルで快適な空間づくりと自分の振り返りに役立ててくださいね。

暮らしと自分を見直すきっかけとして断捨離を取り入れ、身軽な心で今ある物、今ある暮らしを大切に慈しみましょう。